鳴瀬喜博(ナルチョ)に憧れてベーシストへ⑧
ベーススクールを数ヶ月通ったある時、鳴瀬先生に、私が以前作曲した録音データがある旨を話すと、「次回、音源と譜面を持ってくるように。」とのこと。次の回までに譜面をパソコンで書き、音源とともに持参。スタジオ内で、私の曲が流れ、鳴瀬先生が聴いている。全部で5曲持って行ったが、以外にも、褒められた曲があり、まずは、その曲をきちんと仕上げて行こうとのこと。最初に直されたのは譜面の書き方。譜面は手書きでないとなりません。記号や約束事をしっかりと指導を受ける。それから、コードのテンションについて、色々と深く話しが展開して行く。学生時代、誰かが「ナルチョは譜面が読めないらしい。」と言っていたのを聞いたことがあり、また、鳴瀬先生自身もセミナー等で「俺、譜面読めないんだ。」と言っていたりするが、この話、「全くの嘘!!」先生はすご~くコードには詳しい(セッション王であったり、東京音大の教授であるから当たり前ですね)。先生が直したり、先生からいただいたヒントの通りに編曲を続けて行くと、私の曲が「もしかしたら、何処にでも通用するような曲なのか。」と思ってしまう程、生まれ変わって行く。そして何よりも、元の曲からは離れていない。言わば、良いところだけを伸ばした。そんな感じがした。そして、その日のスクールが終了し挨拶をして帰り支度をしている時、鳴瀬先生は、私が作曲したフレーズを鼻歌で歌っていたりする。これには更に感動をした。言わば魔法である。本当に充実したエレキベース教室であり、素晴らしいベースの先生である。
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